御堂筋NEWS

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御堂まちづくりネットワークが日本都市計画学会の最高賞である「石川賞」を受賞いたしました!

情報投稿日:

一般社団法人 御堂筋まちづくりネットワーク(以下、御堂筋まちづくりネットワーク)と大阪公立大学の嘉名光市教授が、都市計画に関する優れた業績とご評価いただき、この度「石川賞」を受賞いたしました!

石川賞とは

石川賞は、都市計画に関する独創的または啓発的な業績により、都市計画の進歩と発展に顕著な貢献をした個人または団体に贈られる賞です。

今回の受賞は下記の内容です。
受賞作品名:「都心既成市街地でのメインストリートを中心とした地域主体の対話型エリアマネジメント~20年間の実践」
受賞者:一般社団法人 御堂筋まちづくりネットワーク
    嘉名 光市 大阪公立大学 工学研究科 都市系専攻 教授
推薦者: 小林 重敬 一般財団法人森記念財団 理事長 

2023年度学会受賞作品一覧(都市計画学会HP)

受賞理由のポイント

御堂筋まちづくりネットワークの活動は、大阪市のメインストリートである、御堂筋の再生に関する取り組みを進めています。

  • 対話型エリアマネジメントの持続:大きなシェアを持つ企業が不在の既成市街地エリアにおいて、沿道企業が協調しながら行政との対話を基にエリアの都市再生を担う対話型エリアマネジメント活動を20年間も持続・実践してきたこと。
  • 多様な主体との連携:企業や行政との協調による都市再生への貢献。具体的には、将来像提言を通じた大阪市道路空間再編事業推進への寄与や、地域景観づくり推進団体として御堂筋の景観マネジメントを推進したこと。
  • 具体的な成果:道路空間の高質な美化・緑化活動の推進と高まる対外評価、都市再生安全確保計画に基づくエリア防災の取り組み、大阪市との協働による脱炭素の取り組みなど、多岐にわたる実績。

    「授賞理由」(都市計画学会HP)

御堂筋まちづくりネットワークの活動実績として

  1. 将来像提言と道路空間再編事業への寄与:大阪市の道路空間再編事業を推進し、実証事業を継続的な取り組み。
  2. 地域景観マネジメントの推進:地域景観づくり推進団体として、御堂筋の景観マネジメントを行い、地域景観づくり協定を策定・運用。
  3. 美化・緑化活動の推進:道路空間の高質な美化・緑化活動を推進。
  4. 防災対策:地域の安全性を高めるため防災計画を策定し、防災訓練やインフラ整備を実施し、地域の防災力を強化。
  5. 脱炭素の取り組み:大阪市と協力し脱炭素活動を推進、エコロジカルな街づくりへの取り組み。
  6. 多様な団体との連携:御堂筋完成100周年を目指し、エリア内外の多様な団体と連携し、活動の展開。

今回のこのような取り組みが「地域の魅力を最大限に引き出し、地域住民や行政との丁寧な対話を通じて、持続可能な街づくりを実現してきた」という点において高く評価をいただきました。

授賞式の様子

6月7日(金)に「日本都市計画学会 学会賞・特別功労表彰表彰式」にて賞状とメダルを授与されました。

受賞パーティーの様子

今回の受賞を記念して6月5日(水)の定時総会終了後、アーバンネット御堂筋ホールにて石川賞受賞記念パーティーを開催いたしました。
今回の受賞パーティーでは多くの関係者の方々が一堂に集まり、温かい祝福の言葉を交わしました。

賞状、受賞メダル

今回の受賞は、大変嬉しく思うとともに、これからも御堂筋まちづくりネットワークとして地域の魅力を最大限に引き出し、持続可能な都市づくりに尽力してまいります。
引き続き、地域住民や行政と連携し、エリアマネジメントのさらなる発展を目指して取り組んでいきますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。